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  スクエアクラフト 木のバターケース
【トゥルー バターケース】
製作のコンセプト・開発の原点

 
「バターを “おいしいまま” 保存できる」
そんなバターケースが作りたい

   

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▼ 酸化を防ぐバターケースを選びたい

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  バターの鮮度を保つなら
酸化を防いでくれるバターケースがいい。

では、酸化を防ぐには?

密閉して、できるだけ空気に触れないようにすればいい。

だから、気密性の高いバターケースを選べばいい。


しかし……。

意外と、ないのです。
“木製のバターケース”で探すと、とくにないのです。

「密閉できる木のバターケース」がほしい。

そこで、スクエア クラフト ファクトリーでは
気密性の高い、木のバターケースを作ることにしました。


それが。
これから紹介する
「トゥルー バターケース」です。



⇒バターの賞味期限、ご存じでしょうか? 開封前なら冷蔵庫で6か月ほどですが、開封後は、2週間が目安と言われています(「社団法人中央酪農会議」ホームページ「バター・マーガリンの常識・非常識」より)。このHPには、バターについての話や知識がシンプルに整理されているので、読んでみることをおすすめします。









⇒故・伊丹十三はエッセイ「女たちよ」のなかで、
「近頃では多くの家庭が、朝はパン食であるが、パンにつけるバター。そのバターを入れるバター入れというのがどうにも薄穢い」と書いておられた。本は1968年に出版されたもので、時代からすれば、かなり進んだ考察、穿った洞察だと思います。
いまでこそ、デザインのきいたバターケースはたくさんあります。でも、機能的にもいいバターケースってことになると、あまりない。デザインと機能って、相反するところにあるものです。
栄養を重視した料理がおいしくないように。

 

▼ スキマをなくしました


密閉するためには、スキマがないようにすればいい。

だから、
「トゥルー バターケース」には、
バターナイフを置いたり、差したりするための穴がありません。

バターナイフための、穴や切り込みがあると、
外からの空気が入ってしまう。

もちろん、あると便利ですが……。

すでに、たくさんの商品があるので、
スクエアクラフトでは
作らなくてもいいかな、と考えています。

木のバターケースで
バターナイフの穴の開いていないものって、
意外とないものです。

 


⇒バターナイフのための穴や切り込み。スリットと呼んだりもします。
これについては、リンクを。

バターナイフ相談室[日記11/01/27] ≫
使ったあとのバターナイフを、バターケースにしまうか、否か、について、自身の見解と結論、そして商品づくりにどう反映させたかをまとめてます。

バターケース比較文化論[日記11/01/25] ≫
バターケースのスリットについて、海外のものと比較して。じつは、海外のバターケースには、穴や切り込みはありません。

思うに。木工家って、親切なサービス精神の持ち主だから、つい便利になるよう考えてしまうんでしょう。それは私も同じ気持ち、ですが。もう少し、バターにおもねる、バターという食材にかしずいてもいいのではと考えてます。そんな私。むかしは料理を職業にしてたので、そう思ってしまうのか。そんな現在木工クリエイター・川原カズキのプロフィールはこちら
 

▼ もっと、スキマをなくしたい


もっと、スキマをなくしたいから。

「トゥルー バターケース」は、
フタにコルクを使うことにしました。

これでフタがぴったり閉まります。

ワインのビンと同じこと。
空気を遮断してくれるから、
バターの酸化を抑えてくれます。

フタにコルクを使っているバターケースは、
木製でない、ほかの素材のバターケースを含めても、見当たりません。

トゥルー バターケースは、どこにもない、
あたらしいバターケースなのです。

 






⇒コルクといえば、むかしからビンのフタに使われていました。ワインはビンがなければ広まらなかった。そのビンは、コルクがあったから広まった。それほどコルクは優れた素材なのです。密閉性が高く、空気を遮断する。湿気を外に逃がさず、かつ湿度を調節してくれる。断熱性に優れている。油分に強い……などなど。まさに、バターケースに用いるにはうってつけの自然素材といえます。
 

▼ 密閉すると、もっといいことが


そして、密閉できるバターケースは、
バターの香りを保ち、
ニオイがつくのを防いでくれます。

バターのおいしさは、
口にしたとき、
鼻に抜けていく、ふんわりとした香りにあります。

バターは、案外ニオイがつきやすいもの。
だから、ほかのニオイがつかないよう、
冷蔵庫の空気から守ってあげることが大事です。


酸化を防ぐ。
香りを保つ。
ニオイがつかない。


スクエアクラフトのバターケースは、
バターを“おいしく”保存するためのバターケースなのです。

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⇒バターとニオイの吸収については、◆小岩井乳業のHPにこんなQ&Aがあります。
Q:「小岩井 純良バター」は、なぜビン入りなのですか?
A :「小岩井 純良バター」には、クリームに乳酸菌を加えて醗酵させた“醗酵バター”独特の豊かな香りがあります。この香りを逃さないように保ち、また冷蔵保存中に周囲の食品の臭気を吸着しないようにするため、密封性の高いビン容器に入れております。

補足すれば。バターの原料は牛乳なので、ニオイを吸ってしまう、ということなのです。
 
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#3 「バターを清潔に保存したい」 ≫
 

バターには、カビが生えることもあります。
だから、できるだけ清潔に保存したい。

スクエアクラフトのバターケース、
「トゥルー バターケース」に、
その答えがあります。

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つぎのページ「バターを清潔に保存したい」

 
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